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・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
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先日、高知県の方より電話連絡があり、8月22日午後より
高知県庁にて
○平成9年度高知県野生動物分布等調査委託業務
○平成10年度・11年度高知県希少動物分布等調査委託業務報告書
の開示
を受けることになりました。

漢字が多すぎて大仰なようですが、手続き自体は非常に簡単です。
変に勘繰るよりも、さっさと手続きして知りたい情報を的確に
入手すれば、無駄な手間と時間の短縮になります。

本来この手はゼゼラッチが得意としていたもので、僕はそれを
踏襲しているに過ぎないのですが、ゼゼラッチの良いところを
模倣せずに利用だけしてポイ捨てしたあげく、まともな情報
編集能力すら失ってしまったバス釣り業界の程度の低さが
よろしく哀愁。救えねェ。

具体的な手順ですが

1.知りたい情報について行政の当該部局にメールなりFAXなり
電話なりで問い合わせ。


2.「資料ください」で、情報公開制度の利用を勧められる。
勧められない場合は・・・逆プッシュの方向で。


3.高知県の場合、県庁HPで情報公開請求申し込みが可能。
自分の個人情報と、欲しい情報について記入し、送信。
今回は事前に県の担当の方から書類の内容について示唆が
あったので、その旨記入。時間の短縮に繋がったと思われます。


4.高知県から受理の電話連絡(10日に請求して17日に連絡)。
ついで、電話を切ったあと県から即メールが届き、Web上で
公文書部分開示決定通知書を確認。
僕の場合は県庁へ直接行くことにしたので、公文書部分開示決定通知書を
プリントアウトして所定の日時に向かえばいい模様。
郵送などの手段もアリ。


たぶん1~4までで正味30分もかからない作業です。
また、コレを請求することで「ガラス張り自治体」である
アピールにも繋がり、地元行政にとっても悪いことにはならないので、
妙なループでネガティヴに囚われ続けるよりは精神的にも有益でしょう。

22日以降、公文書部分開示決定通知書をアップします。
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【アカメの仔魚って同定できるの?】
>産卵に関する生態がわかってないのですね。
>寿命の短い年魚や2年魚なら産卵環境の悪化は即座に個体数の減少に
>結びつきますが。
>寿命の長い魚、特に年級群にしめる年長魚の割合の多い魚は、
>減り始めたことに気づいたときはには既に遅しとなってしまいそうですね。
>駿河湾で海洋大が使っているようなお化けのような大型プランクトンネットで
>仔魚の分布を調べるとか。
>でも仔魚の形態があらかじめわかってないと同定自体が不可能ですね。
>人工授精がクローニングでもして仔魚を発生させるか。夢のまた夢。。。
>M山先生なら詳しいですかね。

【年別の体長組成を蓄積し変化の推移を調べる】
>個体数の減少はその原因別に以下のように体長組成の変化に現れます。

>1.小型側にシフトする:大型魚の乱獲などが原因の場合
>※ただし、ギルのように増えすぎて小型化するものもある

>2.大型側にシフトする:溜池にバスが侵入した場合のコイやフナなど
>仔稚魚の減少が原因の場合

>う~ん、釣果データの解析だけでは難しそう。
>量が比較的豊富な釣果データを補正するための精密なデータが必要ですね。。。

【釣果データを釣果データで補正する方法】
>連投ごめんなさい。

>A.アカメかアカメの近縁種で、その生息環境が良好に保たれている
>水域の釣果データと高知県における釣果データを比較する

>B.高知県内を想定される生息水域ごと(??)に多地点に分割し、
>それぞれの釣果データを比較する

>なお、比較するのは体長組成の変化です。上記のどちらも難しいですが。

^^^^^^^^^^^^^^^^^^
というコメントを辻井さんから戴きました。
アカメの幼生の同定ですが、僕が聞き及ぶ範囲では
(とはいえソースが小川健太郎なのですがね)、
宮崎県耳川では孵化後間もない個体が採集されているようです。
故に、宮崎県ではアカメが再生産されているのはまず間違いありません。

ところが、高知県ではまだ採集事例がないようなのです。
土佐湾も駿河湾に劣らず多様な魚類の宝庫であり、昔から多くの研究者・研究機関が
漁業者とも連携して素晴らしい実績を挙げてきたのですが、
その積み上げを以ってしても、
未だに孵化直後の個体採集に至っていない。

・・・・・・という現状から、研究者の間では客観的事実として
「高知県では再生産されていないのではないか→宮崎県から黒潮にのって
幼魚が回遊・定着しているのではないのか」
という説も定着しつつあるとかしてないとか。

で、高知県の研究者としては「再生産されている実証」をも射程にいれつつ
日々研究しているようなのですね。

つまり、「釣獲データくらいしか無い」のです。

参考:高知大学 海洋生物研究施設 ジャコ学研究室
asahi.com 2006年08月12日17時03分

【以下引用】
>北海道釧路市の阿寒湖漁協が漁獲・販売しているウチダザリガニの販売量が、
>昨年に比べて4割ほど落ち込んでいる。
>2月に「外来生物法」の特定外来生物に指定されたことで、
>生きた状態の「活」での流通が規制された。その影響が出ているようだ。
(中略)
>特定外来生物に指定されても、飲食店営業許可があるなどの条件を満たせば
>「活」で仕入れができる。だが仲卸業者などは環境省の許可が必要になった。
許可申請には、書類の記入に加えて、ウチダザリガニの運搬容器や保管場所
などの図面や写真が必要で、申請から許可が下りるまで1カ月前後かかるという。
>同漁協は「手続きが煩雑で、申請が進まない面もある」と気をもむ。
【引用 終】
自宅からアカメのいる水辺まで指呼の間である。

普段はスズキを虐待しにいったり、アカメを見物にいったりで
夜しかいかないのだが、今日はド干潮に地形をデジカメにて
写真へ収めようと思い立ち、現場周辺へ車で3分。

コアマモ発見。3a212ec6jpeg








もっと黒髪のごとくわさわさ生育していれば、水中も
怪しげな&楽しげな連中で満たされるだろうに。
8月8日付けで高知県文化環境部自然共生課の担当の方から、
「高知県希少野生動植物保護条例におけるアカメの取り扱いについて」
回答のメールが届きました。

こちらが送った内容は

1)環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種の扱いなのに、
高知県版レッドデータブックでは絶滅危惧IA類(CR)である。
高知県版レッドデータブックでこのカテゴリーへ位置づけられた
資料の参照、及び請求についての手続き如何。

2)パブリック・コメントの時期について。
専門家会合以後かそうでないか。

という2点ですが、
【要約】
1)レッドデータブック作成にあたっては、選定に係わる資料集的なものは
作成していない。
種の選定に際しては、希少動物の分布等の調査を委託している。
その業務報告書等の文書は公文書となり、生息地等の非開示事項以外は、
所定の手続きにより閲覧又はコピーが可能。
→アウトソーシングということで若干気が抜ける、
が、人員の足りない役所としては当然。

担当の方に公文書の開示請求を勧められたので、明日にでも高知県のHP
より請求してみます。8月中旬には文書の形で入手できるのでは
ないでしょうか。

2)パブリックコメントの時期は、専門家の意見により候補種を選定し、
その後パブリックコメントを行い、
いただいたご意見をもとに再度専門家から意見聴取等をし、
指定種を決定するという手順を検討中。
→配慮をしてもらった模様。
※ただ、コレは種の選定についてのパブコメなので、リリースに関しての
扱いとはまた別であり、リリース云々については別途に意見を
表わさなければならないかもしれません。

ある程度情報の集積共有化が行われた段階で、意見のある方に集まって
もらって会合を持ちたいと思いますが、まだ先のことです。
プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に
惑わされないように
しなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
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