序として。

世紀末にバス釣り問題へ関わって、はや幾年。
Web上で言の葉を積んでは崩し、多くの人と牌を遍く交えては
リアル社会で実現可能なソフトランディングの役を模索してきた。
役満は必要なく、安目でもアガれるのか？アガれないのか、それだけである。

偶然と運と人の繋がりに因り、地元においては一つ区切りがついた。
しかし、預ける担保は全くない。明文化されない紳士協定に近い段落。
不始末一つで破談オーライ。

しかし、そのような紳士協定こそが元々有意の釣り人の得手ではなかったか。

そして、その紳士協定・・・地元の広範な関係者連とのそれも含む・・・
を踏みにじったのが世にいう『ブラックバスの密放流』ではなかったか。

果たして。
釣り人は変質したのか。変質していないのか。

ブラックバス問題を通じて、検討すべき材料は今や唸るほどに収集された。
収集の後は、整理し、編集を行う。

思うところはあまりに多すぎる。事欠かぬ。
綴れ織りは時間を掛けて行おう。毒蛇は急がない。