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・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
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最前も書いた様に、家が水辺の近くであるから釣具屋さんも
近所に存在する。
種々の生きエサや手作りの仕合(仕掛けのことを昔はこう呼ぶ)
がウナギの寝床よろしくの薄暗い店舗へ雑多に積み上げられ、
子供にとってはあまりフレンドリーとはいえぬ空間であった。

いや、まだその店舗は存在しているんですがね。

まず確認したいのは、昔の小規模な釣具屋さんというのは
常連中心の小さなコミュニティであり、一見さんにはかなり
敷居が高かったということである。

つまり、ブーマー・フォロワーの形成や流動的な世代間交代が
行われるような雰囲気が発生しにくい。
スキモノが集ってトグロを巻くような業態であったわけだ。
旦那衆が客筋でもない限り、日銭稼ぎとしては全く効率の悪い商売である。

自らを振り返った時、釣具屋さんはなかなかに親しみにくい空間・・・
触れる機会はあったけれども、積極的に関与するほど魅力的では
なかったといえる。

反論として
「釣具屋でなくても釣り自体の楽しみというものと相対できただろう」
というような仮説も挙げられようが、果たしてそうであろうか。
もし釣具屋へ自発的に何度か足を運ばなければ、「たまーに釣りでもしてみよか」
ぐらいのホリデー時間潰しとしての趣味の認識しか持つまい。

釣りが人を択ぶ入り口、それがまず釣具屋に対する適性にあるのかもしれない。

置き換えてみれば人によってそれがゴルフ屋であったり風俗であったり
するのだろう。
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無題
いや、けれどもガキだった自分にとっては、特別の、ある種のあこがれを持った場所でしたけどね、釣具屋。
プラモ屋に例えたのは前スレさんでしたっけ。
練り餌の強いにおい。
蠢く虫えさ。
そして、ショーケースの中に収まるあこがれのアブやミッチェルをはじめとする舶来のリール、そしてルアー。

親切にしてくれた店には入り浸って小遣いのほとんどをつぎ込み、「小学生お断り」の張り紙があった店には心底憎悪を感じた、25年前。
ノラネコ 2006/06/20(Tue)02:56:15 編集
無題
それが冥府魔道への誘いですぉ
例えば健全な婦女子なら絶対に素通り
ぴ~2 2006/06/20(Tue)10:01:01 編集
無題
何やら騒がしくなってますが,この雰囲気は良いな…

釣具屋

河口域のタバコ屋兼業のところで買っていたオチョコ単位のゴカイが原点かな.
ハゼを釣り,フッコを釣り,フナ釣りに遠征し,渓流やアユに憧れ,身の程知らずにヘラに挑戦して味わった屈辱(嗜められたとも云う).

挫折したヘラとは対極の,春吉のナカムラで見付けた『川釣り入門』の中にしか無かった見知らぬ世界.
ケースに入った竹製の2ピースロッド.バカでかいアメリカンプラグ.トラウマになりそうなビニール製イミテーションルアー.

そして初めて買ったルアーである,1974年で1500円したラパラDD-9/7.
結局,バスを掛けた事が無い唯一のラパラだったが,再開にあたりイノセントな想い出とともに某ロドランさんに進呈しました.
岩屋山亜式 2006/06/21(Wed)00:38:48 編集
無題
岩屋山さん
いらっしゃいませ。Bar P2へようこそ

>オチョコ単位のゴカイ
ソレダ!店の主人が自分で干潟から掘ってくる!

>1974年で1500円したラパラDD-9/7
高知で一番品揃えの良い釣具屋でシャドラップ
(シャッドラップに非ず)の7cmSDが
サンプル一個だけの展示で数年間入荷が
なかったのも今昔・・・
ぴ~2 2006/06/21(Wed)01:06:38 編集
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プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に
惑わされないように
しなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
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