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・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
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1月9日8時0分配信 産経新聞 Yahoo!NEWS

【以下引用】
■国交省に危機感…「不適切例」作成し自治体に配布

魚巣を作っても砂で埋まり、無理に蛇行させた川があふれる…。
国土交通省が進める自然を生かした川づくりをめぐり、
国交省の専門家委員会が調査した河川の9割で趣旨に反した
工事が行われていることが分かった。
年に数千億円も費やす工事の大部分が不適切な工事だったことで、
国交省は、異例の「不適切な工事例」をつくり、指針を
全国の自治体などに配布、無駄な河川工事をなくすよう
求めている。(三枝玄太郎)

国交省の多自然型川づくりは、河川が本来持つ生物の生育環境を
生かし、美しい自然景観をつくりだす事業。
平成2年から進められ、これまでに直轄、補助事業合わせて
3万件近くが行われてきた。

平成14年度の場合、河川工事全体約5500カ所のうち
約7割が多自然型川づくり事業として実施されている。
国直轄、補助事業だけで河川事業費は平成14年度当初予算で
約9800億円。約7000億円が多自然型川づくり事業と推測される。

本来、多自然型川づくり事業が想定していたのは、
河原に草花が生い茂り、ビオトープ
(生物の生息場所となるよう環境を整備した場所)がある川づくり。
川が自然のまま流れ、コンクリート製の護岸は必要最小限にするはずだった。

しかし、国交省河川局の諮問機関「多自然型川づくりレビュー委員会」
(委員長・山岸哲山階鳥類研究所所長)が、12年度から16年度に
実施された河川の改良復旧事業や災害後の大規模改修事業など
101河川を調べたところ、全体の7割でコンクリート護岸を使っていた。
また9割では川幅が同じのまっすぐな川になっていた。

レビュー委員会が集めたひどい例では、もともと堤防が土でできて
自然が豊かだったのに、コンクリート護岸で覆ってしまったケースや、
無理に川を蛇行させた結果、少しの増水で川岸の土砂などが
流されてしまったケースがあった。
魚のすみやすい魚巣ブロックを設置したが川の土砂がたまり
機能しない例などもあった。

失敗例のまとめは、お役所が公共事業のあり方を自己批判することで
珍しいが、それだけ危機感が大きいともいえる。

例えば、なぜ土の堤防をコンクリート護岸で覆ってしまったのか。
調べた結果、自然の素材に由来するなど、“自然に優しい”タイプの
護岸を作ればコンクリートでも事足りると工事担当者が誤解していた。
国交省河川局の担当者は「誤解の蔓延(まんえん)は予想以上」という。

自然を生かした川づくりには河川工学のほかに、生態学の知識も必要。
こうした専門家は極めて少なかったのも誤った川づくりの原因とみて、
国交省はアドバイザーを現地に派遣したり、河川技術者を対象に研修を
実施することなどを検討している。
【引用 終】

《参考リンク》
審議会等の情報「多自然型川づくり」レビュー委員会
(国土交通省HP)
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無題
まだまだ道半ば、と言うよりは逆行状態ですね。
根幹となる河川法を改定したり戦略的環境アセスメントを志向するなど地道に努力を続けてきたのですからお役所の努力も評価したいのですが、仏作って魂入れずでは話になりません。
もう一つ言わせてもらえば、景観重視よりも機能重視にしてもらいたいです。
見た目に自然に帰ったように見せかけるのではなく、いかにも人工的なものでもよいから、そこに本来の豊な生物相が回復することが肝心のことだと思うのです。
自然の川の蛇行は無制約な面積を使って長時間かけてなるべくしてなったもの。
河川工法について素人なので間違っているかもしれませんが、有効な土の露出を最大にするためには必要なところはコンクリートで補強する(自然の岩盤露出箇所は言ってみればコンクリート護岸に似ており割合的に多くないなら許容されるのでは?)とか、蛇行させるのではなく流れと直角のスリットを無数に入れるとか、実効性のある工事にしていただきたい。
釣船草 2007/01/10(Wed)06:52:22 編集
無題
釣船草さんへ

10年前に氾濫した高知の国分川では、激甚災害指定の後
潮止め堰より下流で連年河川改修が行われました。
去年あたりやっと終了したようですが・・・
http://www.i-kochi.or.jp/hp/kenkei/a_suigai_pg.htm

改修の初期は土盛り河岸の側面をコンクリで固めて
カワセミの家が潰れて一時姿が見えなくなるなど
ということもありましたが、工事の結果全容としては
なかなか良かったように思います。
>流れと直角のスリットを無数に入れる
これは高知中央部の河川では似たようなことをよくしてあります。
仁淀川では淵(またはミオ筋)からのカケアガリに舟を付ける目的
だったのでしょうか、 岸から細長い岬状の石組みが連続
する区間が散見されます。
一定の流れが発生している場合には、石組みからの
逆サイドに反転流ができ、その脇には生きた流れの淀みが
できるのですが、そこに小魚や多種の底生貝類がのんびり
溜まっております。
ちょこっとテナガエビを獲るのにも都合がいい。

これが鏡川になると両岸が全てコンクリ護岸です。
しかしながら中流域に岬状の石組みがいくつか設置されて
います。これは舟溜まりの目的ではなく、明らかに
不規則な流れの変化を生じさせる目的でつくられた最近の
設置です。その周辺での水生動物の生命感は結構なものだと
感じます。
そして前述の国分川でも同様の石組みが設置されています。
潮が動くと目に観えて諸所に反転流が発生します。

ただ、それも「潮止め堰」までの話でそれより上では
お寒い状況ではあります。
多くの人間の住む地域が0m地帯であることを考えれば
あまり贅沢は言えません。

では、なぜそういうこと(ベターな川の世話)に多くの
地域が行き着かないのか?に根本的な問題があるように
思います。
貧乏県の高知でできて、助成金引っ張るノウハウが豊富な
地域でなぜできないのか?
ぴ~2 2007/01/10(Wed)19:36:45 編集
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↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に惑わされない
ようにしなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
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