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・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
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この魚は、世界一大きいアカメであります。
きちんと記録として残されている最大魚です。
で、釣り人は彼、Nさんといって~の方なんですが、アカメの大きさに
ついてはですね、まあいろいろと言われているわけです。
例えば四万十川では牛を川に引っ張り込んだとか、浦戸湾では居眠りを
している大アカメに高速ボートが乗り上げて転覆したというような
破天荒な話もあります。魚類図鑑などでの記述ですが、一番多いもので
150cmという記述が一番多いです。
それから我が高知県が発行したレッドデータブックでは、全長2mに
達すると書かれております。これはのけぞるような大きさであります。
この2mというサイズにつきましては、高知が生んだ魚類学の先達の
蒲原稔治先生の1958年の論文に出てくるらしいですが、その論文は
聞き取りですから、噂のレベルのサイズであります。
蒲原先生の論文は、採れた種のリストが目的であったので、
魚のサイズについては一切出てきません。
公的な文書に書く場合は、証拠が要ると思うのですが、まあそれは
何処にも見当たらない。で、出てくるのはこれが最大であります。
で、、今までで高知県の新聞で報道されたとか、色々話題になった
魚を観てみますと、130cmが最大でね、するのが妥当、文書にする
場合には妥当じゃないかと私は思っています。
えー、そのアカメですが、かつてはバラマンディ、あのオーストラリアから
広い分布域を持つバラマンディですが、それと同じ種である
というふうに考えられていました。
1977年に片山正夫先生が、アカメはバラマンディとは違うという
ことに気がつきます。その後片山氏と多紀保彦氏の研究によって
アカメは新種として1984年に記載された、ごく新しく分類された種
であります。次お願いします。
・・・これは日本に生息するアカメ型魚類を3種類を並べてみたもので、
これはアカメで、国分川。これはオーストラリアン・バラマンディです。
これは沖縄本島で採集されたアカメモドキであります。
アカメモドキは、残念ながら高知県にはこのアカメしかおりません。
で、バラマンディは台湾から東南アジア、広くはインド洋から
オーストラリアにかけて、パプア・ニューギニアとか、うんと広い
分布域を持っていますが、アカメモドキは琉球列島から、えー、
西太平洋とインド洋で確認をされている魚であります。
次お願いします。
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訂正を
<田村としじ>先生=蒲原 稔治です。
同じく<田村>=蒲原先生の論文は、採れた種のリストが目的であったので、
 と訂正をお願いします。
長野博光  2007/01/23(Tue)07:00:52 編集
Re:訂正を
訂正しました。
これは関係者が観たら怒られる・・・
ぴ~2 2007/01/23(Tue)09:32:25 編集
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プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に
惑わされないように
しなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
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