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・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
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(画面切り替え)
これは浦戸湾水系の長浜川のコアマモの群落です。
2004年の11月に撮影したのですが、みごとな繁茂ぶりで頼もしい限りです。
浦戸湾水系の河川の河口域ではこうしたコアマモ場が
現在でも沢山残っています。
アカメの仔稚魚が必要とする環境としては全国最大規模だとおもいます。
新堀川ではコアマモ場が復活し、段々増えています。
川の中に緑が点々と見えますが、これがコアマモです。
このように豊かな自然も復活しています。
わたしが浦戸湾はアカメの聖地だと強調する所以であります。
浦戸湾は日本のアカメの一大供給基地といえるのです。

(画面切り替え)
アカメが減少した主な原因は、見境のない人間の経済活動による
環境の悪化であり、河口域のコアマモ場を公共工事などで
大規模に破壊してきたことが上げられます。
いまだに県は高知県民の歴史的遺産でもあり、
アカメの保育場にもなっている新堀川に蓋をして、
ただの道路にしようとしております。
じつに110億円以上もの税金を投入して高知市内に僅かに残された
江戸時代からの遺跡であり、奇跡のような自然がある
新堀川を破壊しようというのです。
新堀川を守る運動のなかでアカメの幼魚にも活躍してもらいました。
これまで私はコアマモ場とアカメの関係はできるだけふせてきました。
ですが、もうアカメとコアマモの関係を隠して稚魚捕りを
避けられる時代ではありません。
アカメとコアマモをアピールすることで新堀川の豊かさ、
浦戸湾の凄さを知ってもらうことの方が、
また、新堀川を後々まで残すことのほうがはるかに重要だと考えました。
これまでの運動の中で橋本知事は新堀川を残す方に向いてくれはじめました。
さらに大きな運動にしたいと思っておりますのでご協力をお願いします。



最後に提案とお願いをします。
このままでは何時までたってもデータは集まりません。
高知県の自然のシンボルとしてのアカメを今後も釣りができるように
するための、また、保全の為の基礎的資料を釣り人のわたしたちが
蓄積しようではありませんか。資料が蓄積されれば、
アカメの増減の傾向は見えてくるはずです。
確実に減ったのなら、その時点でまた考えればよいのです。
釣獲データを集めておりますのでご協力をお願いします。
釣獲データの他にもアカメの生態を知る有効な手段があります。
標識放流:タグ&リリースです。一つの方法として県に
標識を準備してもらい、主な釣具店に配付してもらう事が
できれば有効な活動ができます。
釣り人は釣具店でこれを受け取り、釣れた場合は標識を付けて
リリースするのです。
もちろん、標識個体が釣れた場合も同じです。
サイズ、リリースした場所、日付などのデータは県が指定した
特定のメールアドレスや指定に従い通知します。
こうした活動への協力を県外からの釣り人にも呼びかけるのです。
それからサンプルの集積です。すでに「アカメの国」で
呼びかけて行っておりますが、集める部位は胸鰭の下に隠れる
場所の鱗5〜6枚、と背びれ後端部を小指の爪ほど切り取って
できるだけ詳しいデータとともに集めるのです。
鱗は年齢査定に使えます。鰭はDNA解析に使います。
鱗も鰭も再生しますのでアカメへの心配はありません。

最後に、条例や規制によって自然を守ることは有効でしょうか?

私たちは最も有効な自然保護はその自然を享受している地域の住民が
その重要性を理解し地域の人々が守ることだと思っています。
稚魚をとっている人がいたら、そこに住むおばちゃんが
“とったらいかんぜよ”と注意するというのが理想です。
これでわたしの話を終わります。
またご質問、ご意見を宜しくお願いします。
(原稿より抜粋終わり)
(拍手)

細川
「それでは、僕の時計で今11:10くらいなので、11:20まで
トイレ休憩なりさせて頂きたいと思います。
それと、ちょっとお願いがあります。
今、東部の話と浦戸湾の話があったんですが、西部の話、
四万十川の話が全然出てきてないんですが、何人か四万十川が
ホーム(グラウンド)の方が来られているので、あとで
ちょっと来ていただいて、お話して頂ければと思います。
よろしくお願いします。
それでは20分まで休憩でお願いします」
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プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に
惑わされないように
しなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
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