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・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
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今日の高知新聞朝刊には、
「生き物と共生を 県希少種保護条例に寄せて 1」
と題し、高知大 依光良三名誉教授の寄稿あり。

高知新聞によると、
“高知県希少野生動植物保護条例の施行を機に、
条例に基づく方針を協議する検討委員会長を務める
依光名誉教授らに寄稿していただいた。
また、条例施行を記念し、県立牧野植物園では
特別展(31日まで)が開かれている。”
ということなので、これから随時検討委員諸氏の
寄稿が行われると思われる。
特別展にも一度足を運んでみなければ・・・
牧野に行くのも久しぶりだなあ。

寄稿文は条例成立における現在までの大まかな
流れの解説である。
(以下引用)
>・・・これらの取り組みの中で、2000年に高知県版
>レッドデータブックが作られ、そして「種の保存法」の
>県版がこの一日に高知県希少野生動物保護条例として
>施行された。これは、私たち人類がもたらした生物種の
>保護・共生に向けて取り組もうとするものである。
>現在は、条例と「基本方針」に基づいて保護指定種の
>選定と保護区の選定を専門家グループに委ね、保護検討
>委員会で調整して決定する段階にある。
(引用 終)

つまり、外来生物法の時の小委員会に当たる段階であり、
しばらく委員間で調整の後、知事へ挙げられることになる。

おっと、その前にパブリック・コメントを募集するらしいが、
これについて県は時期を明示していない。
数名の問い合わせによって
「パブリック・コメントを実施する」のは間違いないが、
多分専門家グループでの一次調整が終わった段階というのが
一番速い時期になるだろう。
もしないがしろにするのであれば、保護検討委員会で最終調整が
なされた後にアリバイ作りとして行われることも最悪考慮
しなければならない。

実際にそういう事例はナンボでも存在するので注意が必要だ。

アカメが採捕禁止になるとしても、それまでにできる限りの
意思表示の機会を作り、またその諸所の意見を未来の枠組みに
生かすように努めるのが行政機関の建設的なありようだろう。
何だかワケのわからんうちに決まってしまった!という不平不満、
疑心暗鬼の蓄積こそが社会不安の大きな要因へ発展していくのである。

ということでまた明日。

・・・高知新聞トップページへリンクを貼ろうと思ったら、明日の朝刊に
◆希少な生物が生息する高知市・新堀川の道路工事で県が7日夜、
地元説明会。計画再考を求める声が噴出。

が、載るそうな・・・
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前項においてあまり建設的とは言えぬ毒を吐いたので、
とりあえずフォローとして。

「アカメは生物多様性保全の為に護るべき存在」である
という大義名分は動かし難い。
浦戸湾という局地的なピンポイントにアカメの魚影が
濃いという予測はできても、果たして地球規模においては
非常に希少な存在であるからだ。

今日の高知新聞において高知大の町田先生がアカメについて
一文を寄せ、アカメ釣り人に対する擁護をソフトに論述
して頂いた。
個人的にはアカメ釣りに何らの執着が無いとはいえ、
キャッチ&リリースに対する資源保全の意味合いを
新聞紙上で説明される機会等はほぼ皆無に等しいので、
それなりに嬉しかった。

町田先生の論述を箇条書きにすると以下である。

^^^^^^^^^^
○アカメに憧れて本学科に入学した生徒が新堀川で釣りに
興じていた時、アカメの幼魚を釣った。
その幼魚は桂浜水族館へ生体移送された。

○宮崎ではアカメが採捕・所持・譲渡禁止になった。
高知でも検討中である。

○地元の有意のアカメ研究家(※ルアーでのアカメ釣り
パイオニアの1人)を以ってしても運が結果を左右する釣りであるが、
それでも夏には県外から1000人ほどアカメを浦戸湾へ釣りに来る。

○アカメ釣りではキャッチ&リリースに抵抗が無い。
釣った魚をその場で放流するこの方法は資源の維持そのものである。

○アカメは高知県絶滅危惧種A類指定である。
しかし、一方で小さい個体がペットショップで1~2万、または
それを超える値段でペットショップに並ぶ魚でもある。
『ここに垣間見えるのは、自然に親しむという姿勢ではなく、
「銭になる魚」でしかない。銭になる動植物が乱獲で絶滅した例は
いくらでもある。』
(『』部 掲載本文引用)
小さな個体は内湾のコアマモ場に依存するが、場所を定めれば
大量の捕獲も可能である。

○私はアカメの保育場となるコアマモ場の保全がアカメの将来に
とって最重要課題だと考える。
当然市民の協力が必要だが、アカメを尊重する釣り人との思惑が
一致した時、従来にない自然との共生の姿が見えてくるに違いない。
^^^^^^^^^^
現場主義のこなれた文章で非常にわかりやすく、纏まった文章だと
思いました・・・

ここにたいへん面白いサジェストが行われている。
「銭になる魚」である。

バス釣りも含め、現状の遊漁制度やその改革を取り上げる場合の
前提条件として、全ての遊漁対象魚は「銭になる魚」でなくては
ならないのだ。

当然、議論のベースも「銭になるかならないか」を下敷きにして
行われる。
そのスピンオフ形態とも言えるのが
「バス釣り経済効果強調」だ。

この「銭になる××(対象生物)」は、自然保護・保全活動を
現実活動の優位に考える人々にとって、一つの生理的なスイッチ
でもあろうか。

「拝金主義の蔓延によって
既存の穏やかなシステムが
急激に変質する」


という潜在的脅威を多くの歴史的経験則から感じているのかも
しれない。

アカメ釣りの先人達はそのような輩から最も遠い釣り人であり、
僕からすればアカメより先に保全保護する対象である。

次項は次善の案について。
先日から数日の間、Web上で知り合った方で数年来高知へ来られては
アカメを狙って竿を振り、ホゲって帰られる釣り人が、突然まとまった
休みが取れた!ということで急遽来高。

天候が最悪だったこともあり、高知でも一、二の美味さを保証する店の
カツオのタタキを満足されただけで帰られた。

ルアーに迫る魚影は毎回何度か確認されているようですが・・・
まあ、しゃあない。運だ運。

さて、高知ではアカメの希少性の関係で、その採捕の是非がごくごく一部の
釣りキチガイたちの間でToo HOTな論議を呼んでいる。

「パブリックコメントとは何ぞや?」から定義付けを始めておられる
ようで、ブラックバス関係でその手の免疫ができた身としては2度3度
またループしているような気になって非常にもどかしいが、それはそれ、
今までその年になるまで外部の眼に対して鈍であったツケでもあろうし、
プライドのすこぶる高い年長者たちにいちいち説明するのも面倒だ。
逆に、その問題の捉え方・考え方から透けて見える未熟な意識のバイアス
(蛸壺Ticな社会観の発現/自己満足のための乏しい知識の凝集)
こそが面白いと思う。
ちびくろさんぼ(復刻版発売中)のトラがバターになる寸前の様子ですね。

中庸・ソフトランディングできればよろしいのですけれど。
釣りキチの辞書に中庸はないのが一番の気がかりだ。
プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に惑わされない
ようにしなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
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