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・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
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8月8日付けで高知県文化環境部自然共生課の担当の方から、
「高知県希少野生動植物保護条例におけるアカメの取り扱いについて」
回答のメールが届きました。

こちらが送った内容は

1)環境省のレッドデータブックで準絶滅危惧種の扱いなのに、
高知県版レッドデータブックでは絶滅危惧IA類(CR)である。
高知県版レッドデータブックでこのカテゴリーへ位置づけられた
資料の参照、及び請求についての手続き如何。

2)パブリック・コメントの時期について。
専門家会合以後かそうでないか。

という2点ですが、
【要約】
1)レッドデータブック作成にあたっては、選定に係わる資料集的なものは
作成していない。
種の選定に際しては、希少動物の分布等の調査を委託している。
その業務報告書等の文書は公文書となり、生息地等の非開示事項以外は、
所定の手続きにより閲覧又はコピーが可能。
→アウトソーシングということで若干気が抜ける、
が、人員の足りない役所としては当然。

担当の方に公文書の開示請求を勧められたので、明日にでも高知県のHP
より請求してみます。8月中旬には文書の形で入手できるのでは
ないでしょうか。

2)パブリックコメントの時期は、専門家の意見により候補種を選定し、
その後パブリックコメントを行い、
いただいたご意見をもとに再度専門家から意見聴取等をし、
指定種を決定するという手順を検討中。
→配慮をしてもらった模様。
※ただ、コレは種の選定についてのパブコメなので、リリースに関しての
扱いとはまた別であり、リリース云々については別途に意見を
表わさなければならないかもしれません。

ある程度情報の集積共有化が行われた段階で、意見のある方に集まって
もらって会合を持ちたいと思いますが、まだ先のことです。
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この問題に対して、自分の立ち位置を明らかにしておきますと、

1.僕はアカメ釣り人ではない。
2.何らの組織にも属さない。これからも属するつもりはない。
しかし、広く多くの人々との連帯は必要不可欠である。
3.環境問題云々以前に一般市民としての常識を優先し、次に
釣り人であることを優先する。釣り場保全と環境保全は
同時に利害関係が生じるものであるから、当然主従関係としての
従の部分で環境保全に言及する。

です。
あくまで「フツーのサンデーアングラー」の目線でありたいと願う。
釣りキチというのは異種なのだ。異種が普遍の言の葉を紡ぐのは
なかなかに無理がある。
己が耽溺せぬ性質でよかったと思う。

キレイゴトや行政への批判、釣りのロマンについて論ずるのは
他に適任者がいるであろうから、自称「歩く慇懃無礼」
である僕が特に念押しする必要を感じない。

そこで普遍の解決策について書き記してみよう。
ズバリD-J法です。というのは冗談で。
まず、高知県行政側の都合を勘案し、できることを提案するのが
重要だ。もし明らかに不可能なことをゴリ押ししても、総体として
以後の事後処理について益になるとは思われぬ。
(正当性を追求することは必要である)

まず、高知県には
○金がない ○人員がいない
のであるから、県行政に対して何らかの費用負担なり人員負担なりを
要請するのは最初から無い袖を振れと強要するようなものである。

その上で例えば
○アカメ・ライセンス制の導入の提示
を挙げてみよう。

ライセンス制とはどういうものであろうか。
現在漁業経済学会でも日本でのライセンス制の導入可否について論ぜられて
いるようだ。
その内容はともかく、ライセンス制導入の前提条件は
「資源量がある一定以上明確に増減が予測できる」
からこそ、これだけ獲ってもいいという判断が為される訳である。
調査捕鯨の理屈ですね。

だから、「現状アカメの資源量について明確な解答は出せませんよ?」
という結論を導き出すと同時にライセンス制もポシャるのである。

バス問題でも同じようなことが起きた。
ビジョン無き他者批判、おおよそ建設的ではない論理展開。
答えは常に自分の外にある。故に、真摯に他者の声を反芻消化せねばならぬ。
学んだのはたったそれだけだが、それだけでいいのである。

県の都合。釣り人の都合。環境保全推進の姿勢と啓蒙。
この3点を満たすと同時に、カネなし人員なしという状態をクリアする。

そういう提案だ。

要は、アカメ釣り人たちを有意の積極的なデータ提供者へと名前の上書き
変更処理してしまえばいいだけではないのか、という単純なものである。

条例に関してリリースについて付帯的に一文を加えると同時に、
「高知県 アカメ釣り人カード」を発行し、地域の基幹となる釣具屋さんへ
配布する。アカメを釣ってリリース(または誤って殺してしまった場合でも)
する際に、そのカードへ必要事項を記入(ウロコの一枚も付ければいいかも)
し、釣具屋さんを通じて県へ情報をフィードバックする。
これは県外のアカメ釣り人でも参加できるものとする。

これで建前上は「学術目的」に準じる扱いとなるだろう。
要は、釣り人を行政へ参加させてもいいじゃないか、高知県民なんだし。
という考えから発したモノである。

データが無ければデータを採ればいいじゃない?

※昨日の段階で高知市内の釣具屋さん3店舗へ現状の周知を行ったが、
僕個人としては全く強要ではなく、どう考えるのかは個々の立場で判断して
くださいと一言添えてあります。
県外のアカメファンの方ごく少数(爆)からも
「どうなりました?パブコメはいつやるんですか?」
と聞かれたので、現在までのまとめを。

一般論としての
「逃がすスタイルの釣りぐらい取り締らんで欲しいがやけんど」
とは別に、根源的な問題点へ焦点が合いつつある。

高知県版レッドデータブックでは、アカメの属するカテゴリーが
「もうホンマすぐ絶滅するってヤバいよヤバいよ」
という、いわばトップレベルの位置づけにある。

ところが、環境省のレッドデータブックでは
「ヘタすると絶滅の惧れがあるから注意して見守り、保護推奨」
レベルの位置づけだ。

この差はどこに起因するのか。であるが、
それについてアカメの国の長野さんが反証を試み、先日高知県へ
文書を提出したのである。

長野さんは数十年来アカメ釣り及び在野でアカメの研究及び研究機関への
情報提供を欠かすことなく行ってきた、当に有意の釣り人である。
当然高知県へも情報の提供を行ってきてはいたのだが、実際詳細に渡って
検証してみると、長野さんの発してきた「現場の状況証拠の集積」
ほとんど全くと言っていいほど反映されてないようなのだ。

アカメの老成生体に関するデータはほぼ釣獲によるものでしか集積
されていないのであるが、そのデータがほとんど活用されず、
「なんとなく高知の絶滅危惧種最上位に」ランクされているのでは
ないだろうか?という問いなのである。

僕も高知県へ電話とFAXで8月1日付けで問い合わせをし、先方も
FAX受け取りを確認した。「暫定的な返事でもよいからメールをください」
言付けていたにも関わらず、5日現在において未だ何の連絡もない。
とりあえず一週間は待つつもりですけれど。
少なくともパブコメをいつやるのかはさっさと教えて欲しい。
時は金なりなのだ。

そして、この流れを地元の釣具屋さんに周知連絡し、有意の釣り人の
意見集約を行うことが次のやるべき段階であろうと認識している。
単なる数ではなく、「考える釣り人」の質の高さを凝集させ、公に提示するのだ。

こちらに情報を隠蔽するつもりはさらさらなく、全てを晒していくやり方で臨む。
牧野へ行くのは小学生の頃の遠足以来ですが、好いところです。
牧野1
企画展をやってる展示室へ向かう途中、微妙に怪しげな雰囲気を視野の奥に
感じて注視すると、ものすげえ遠くの木にとんでもない数の白いサギ共が
沸いている。駆除の必要を感じたが、後で園内にあるサギのコロニーだと
判明。写真中央左よりの白い点々がサギ。
牧野2
で、展示。
牧野3
ということです。

アカメについて。
牧野4 牧野5
保護保全については、幼魚時代 保育地点の管理が重要だという認識だ。
釣りに関しては特に言及がない。もし釣りの捕獲圧が問題になっていれば、
こういう啓蒙の場に当然記述されるはずである。

宮崎の例でも、釣りに対して行政側の意識が向いてなかった可能性がある。
というのは、この展示は環境省主催でもあるからだ。

もし採捕禁止となった場合、黙認という形でアカメ釣りは存在し続けるのかもしれない。
宮崎では現状そういうカタチである。
しかしながら、それは是々非々のうちに落ち着いたわけではなく、単に手間を惜しんだだけである。

それと、件の町田先生が
「過疎地故に仕方ないとはいえ、人造ダムで大型四駆を乗り回し、
ボートを牽引するBasserとバス釣りは日本に馴染まない」
と至極当然の意見を述べておられたのでとりあえず撮影。
牧野6

おまけ。
牧野7
高知新聞 連載企画
「生き物と共生を 県希少種保護条例に寄せて 2」

県立牧野植物園栽培技術課長 黒岩 宜仁氏。

注目すべき記述を挙げると、
(以下引用)
>植物調査の仕事は開発予定地域の植物の種類や群落を調べ、
>保全する貴重な種類や群落を取りまとめて保全方法について
>提案することである。しかし、自分がいくら貴重な植物と
>思っても、客観的なデータがないと開発業者はもとより
>住民や行政さえも取り合ってもらえず、保全の対象とする
>ことは難しかった。
~中略:レッドデータブック出版によって保護の必要性を
堂々と訴えられるようになったという記述~
>一方、植物群落の保全は国立公園にあるような原生的な森や
>草原にとどまり、ゴルフ場の候補地にされやすい里山の
>雑木林は評価されなかった。
>そこにはたくさんの生きものがいて、カタクリなど美しい
>草花がたくさんあったが、まだ、それを当たり前に思う人が
>多かった。貴重な群落として評価しても、「雑木林としての
>利用が廃れた林を誰が管理するのか。その問題を含めて
>提案しないと意味がない」と上司に指摘された。
(引用 終)

調査を進め、世間にその重要性を訴える上での難しさが
簡潔に述べられている。

しかし、高知は入れ物が小さいせいか、他の地域の自然保護・
保全活動のような一種の胡散臭さがあまり感じられない。
研究者の方も素直に自分の想いを語れる環境にあるようだ。

で、新堀川工事再考を 高知市で道路計画説明会
2006年07月09日 高知新聞 朝刊

ウィンブルドン観て寝ます。
プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に
惑わされないように
しなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
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