忍者ブログ
・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
[9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

*釣りで感じる環境変化について

・浦戸湾であるが、湾口からの水の出入りが
以前に比べとても緩慢になってきているように感じる。
もともと湾口部の非常に狭いことが特徴ではある
のだが、それでも数十年前とは外洋部との
水の入れ替えが悪くなってきているのではないか?
沖の堤防や高知新港の影響ではないだろうか・・・
江の口川からパルプ工場の排水が流入していた頃は、
確かに湾奥の水は淀み、臭いを発してはいた。
しかしながら見た目に反して、岸釣りをする範囲内
では数多くの魚種を楽しむことができていた。
この頃は、晩ご飯のおかずを一品増やすために
ちょっと竿を出してみる、『おかず釣り』
の人々も多くいたはずである。


浦戸湾の上層部は淡水に近い汽水、
中層以降は海水である。
潮の干満によって外洋とスムーズに水の交換が
行われていた時期は、上層部の軽い水の動きが
見た目より活発に行われていたのではないだろうか。
故に浅場に生息する魚種層が豊富であって、
「おかず釣り」にも事欠かなかったのかもしれない。
現在では普通種であるコトヒキやコノシロ類など、
「おかず釣り」対象魚だったものを釣ろうとしても
なかなか難しくなってきている。

また、久万川の一部干潟では20年以上前、
いくらでもゴカイが定着しており、「おかず釣り」へ
行こうと思えば出かけていってオチョコに一杯ゴカイを
採っていくことなど簡単であったが、現在では見る影もない。

湾奥の水は見た目キレイになったが、
リンやチッソという肥料分が多く溶け込んでいるようだ。
その複合作用か、昔の臭い水の時期ですらなかった
赤潮も湾奥で散見される。


浦戸湾ではアカメの釣獲数が増えているが、
対象魚として狙う人口の増加だけでなく、
水の出入りの鈍化によって塩分濃度及び水温が
恒常的に高くなってアカメが外洋から
豊富なエサ(大型甲殻類やボラ等)を
求めて早い時期から入り込んできている
可能性もあると思う。

*その他

・現場での具体的釣り方を
いろいろ教えてもらいました。

(以上まとめ)
PR
27日は午後お仕事でしたが、ぺこぺこさんとこでお友達がアメリカへ
赴任されるということでのオフ会ということで、一応お肉等の
貢物を用意して顔を出してきました。

むむう、当に皆釣り好き。
特に外洋で見られるアカメの生息ポイント(潜らないとわからない)に
ついては、なかなか興味をそそられました。

あとは浦戸湾の水中溶存酸素量やチッソ・リンの変遷と、汽水域での
魚種の感覚的変化など。

オモロイやないか!

ところで、アングラーズ・ミーティングの内容ですが、5月中旬に
高知県自然共生課さん、高知大 木下先生、全釣り協さん、水産庁 釣り人専門官氏、
告知に協力いただいた県下釣具店有志へ「まとめ文書」をお渡ししています。
・・・とはいえ、我々は釣り人であって圧力団体ではない。
ブラックバス問題のように、手段が目的化して答えのない泥沼遊びをする・・・
について免疫ができている人間としては、敬して鬼門を遠ざける。
時間と労力の無駄遣いは環境によろしくない。

一応5月の末に専門家の最終会合があったようですから、それ以前までに
無用の示威行動をとっても全く意味が無いので、今まで内容をここへ
出すのを控えておりましたが、オフ会でもう一度釣り人的視点の確認が
できたと思うので、6月1日付けでこちらへ内容のまとめを掲載します。


ということでアカメがメインではなく、普通に釣りを愉しむ人たちの
意見交流の場になればいいなと思います。

実働が僕一人ですが、逆にそれを生かして自由闊達な場となれば・・・

明日あたりから高知市内の釣具屋さんを回って告知をお願いしてきますので、
午前中時間がある方はお茶も出ませんが是非どうぞ。
ここ一週間ほどはおとなしくするつもり。

イオン高知のテナント店舗、カルディコーヒーファームへ。
最近入れ替えで進出した店だが、グロッサリーという感じが
なんとなく好きでたまに行く。
定番品であるディチェコのフェデリーニとトマト缶を購入し、
他に面白げなものは無いかとうろつく。

何やらチカッと来るものがあり、購入。100g 500円。

宣伝のPOPなどは無かったが、チカッと来た理由は以下だ。

【製造会社の直販であること】
紅茶の歴史は文化の名を借りた列強諸国のグローバリゼーション
の歴史でもある。有名ブランドはもとより、商品供給システム全体が
旧宗主国寄りになっているのは当然といえば当然だ。

ところが、タンザニアの製造会社が自分で売っている。
そして「アフリカの誇り」と名をつけている。
その意気や善し。美味いに決まっている。
不味けりゃ自分が悪いのである。

そりゃ、上を見ればキリがない。
僕の味覚の記憶の中でベストなのは、雲南の国営製造工場内で飲んだ
作りたてほやほやの全葉「シ眞紅」だが、比べるモノが違うので比較の
しようがない。
しかしながら、コストパフォーマンスと扱いやすさについてはかなり
善い線を行っている造りであると思う。
旧宗主国に小遣い銭をやりたくないケチな僕や好奇心旺盛な貴方に。
ひまわり乳業の連続式パスチャライズ法低温殺菌牛乳と共に。

関連。

地産地消という点において高知ほどヴァラエティに富んだ地域も
少ない。しかしながら、「食事ごときで待つのが嫌」という妙な
ところで鉄火肌を発揮する部分において、その優秀な食材たちが
省みられぬのは寂しいものである。
最近、高知市内で単品のおかずをキャッシュオンにて店内飲食
という業態の全国チェーン店舗が、全国で一位の月間売り上げを
常にキープし続けているそうだ。
また、10年ほど前もハンバーガーチェーン店が全国一位の売り上げを
記録したこともある。

そして、スーパーマーケットでは店内調理品の『中食』ブースが
元気だ。

開高さんではないが、ファストフードを食うのは
「アンレデッド(無鉛ガソリン)をフル(満タン)で」
という言い回しを思い出す。
(開高さんはファストフードを否定しているわけではない)

高知で本質的な『地産地消』が認識されない理由の一つに
「食事に時間を掛けることを無駄に感ずる」という点を挙げる。

もう一点は逆説的なようだが、『中途半端な郷土愛』である。

高知の酒は美味い。それは間違いないが、美味さにもいろいろと
幅がある故に、嗜好品としての酒が成立する。

「県外の酒かよ?甘いのう」

で全ては終了だ。是非に及ばず。

飲む前に価値判断が終わっているわけだ。

高知の人間で自らを土佐人と標榜する人たちに多い傾向である。
僕は県外の人に「高知の人間らしい」と指摘される側だが。

例えば刺身。高知では老成した本マグロの赤身は出回らない。
他のいろんな部位は流通するのにである。
需要があれば流通する。つまり需要が無い。

あんだけ美味いのに

老成した個体、つまりぶっとい本マグロの赤身というのは
美味さがほどけるのに日にちとシビアな見極めを要する。
牛肉に似ている。

ところが、高知の場合だと「刺身は新鮮ながが美味いに
決まっちゅうわえ」だ。まあ、寝かせたとしてもタイぐらいな
もんである。

高知に優れた料理人がいないのではない。むしろ四国の中では
多いほうだと思う。
現役だと城西館の和食料理長は尊敬に値する。

しかし、地元の人間が美味いであろうモノを食う前から
否定する傾向にある。自分の根拠の無い自信について
注釈を加えられるのを非常に恐れる。
では、食う前に否定すれば安心だ。
心ある料理人にとっては全く甲斐がない話である。

食とは冒険の要素を多大に含む。
知らない紅茶、知らない店舗、知らない町の知らない
バーカウンター。
転じて、高知のおんちゃんは何故県外の結婚式で
「返杯」を強要するのか。
それは、知らない紅茶を一杯飲む勇気がないから
返杯で気を紛らわせるのである。

と、大口を叩きながらも琵琶湖産ブルーギルのなれずしは
資料として永久に冷凍庫へ封印してますがね・・・・
プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に
惑わされないように
しなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
最新TB
アクセスカウンタ
ブログ内検索
アクセス解析
Mail フォーム
忍者ブログ [PR]