忍者ブログ
・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
[14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

さっきの鱗の件やけれども、四万十なんかやったら水の中でしょ?
これちょっとわかりにくいかもしらんのやけど、
むちゃくちゃそこいらに落ちてるわけよ。
で、パパッと集めただけで結構な量、10枚くらいはすぐあると思う。
そういうやつは長野さんの方へでもね、送ってあげたら
ええんやないかと思うんよ。
それと、さっき出たDNA。
実は自分サンプルでDNA出したことがあるんやけど、はっきり
できてない。どうしてかいうと検査するのにお金が掛かる。
どういうDNAの検査するかいうたら、四万十産、浦戸産、それから
パーチ類、それと別の魚の全部区分訳をしようかということになる。
ところが、一般家庭で飼っとった奴を放流するのが悪いからというて
水族館へ持ってきてくれると。
大学の研究室へ持ってきてくれると。持ってきてくれた奴のDNAを
照会することはあるんやけど、なんせ予算が無い。
予算がどっから出るかというたらそりゃ県から出るとかしかないでしょ。
で商品価値の無い魚やからというのは分かってる。
まあ自分の感覚ではそういう場所にアカメというのは置かれとった、
今までは。釣り人が出てくることによってアカメの・・・本当言うと
商品価値、グレードが物凄い上がれば、そりゃ研究すると思う。
一切れ、マグロみたいになったら皆喧嘩するからね。
けどそれはなかなか難しいけ、自分らも出てきたんは、
出てくることによって参加して初めて判ることっていっぱいあると思うね。
参加したメンバーっていうのは、僕凄いと思うんです。
というのは、アカメは『好き』とか『嫌い』とかじゃなくて、
『これから先、どうなっていくのか』というのが物凄くあると思うがですよ。
僕の常識では通用せんところもいっぱいあると思うんだけど、
『こんなところにおるのに何で希少魚なん?』
っていうのが本当のところなんやね。
その現状はわかってもらえたらというために、こういう場所に出てきた。
じゃあ浦戸湾やったらどこでも釣れますか?
~~んんん、そりゃ難しい(笑)
まあ冬でも釣れるしね、たまたまね、マグレで。
やっぱ夏場、4月くらいから上へ上へ、スズキやっとったら6月くらいから
60、80、メーターくらいが多いかな?
で、下へ行くほど数は少なくなって来るんやけどおっきい奴が来る。
ただ、下の方では連発したら10発とか15発とか、あれは群れる魚やけんね、
・・・まあそんな感じがあるけえ、まあ今日は自分出てきたんは、
これだけ浦戸湾にアカメが居るのにどうしてこんな希少魚になるんやろうと、
それが不思議でね、出てきたんです。
あと、細川さんも言っとったんやけど、もし禁止になれば、いろんな
方法あるよね。隠れてやらんほうが僕はええと思う。
長野さんもコアマモ場の稚魚公開、こういう場所で公開したというのが
あるんやけど、ほとんどのアカメ釣りは隠すのが現状やからね。
スズキはある程度そうやなくなった気もするんやけどね。
アカメの場合は、うんと隠すのが現状やと思うき、まあ僕らも
ボウズって言う時もあるんやけどね、まあやっぱり閉鎖的なことが
余計希少魚と言われるようになったと思うんですよ。
せっかく四万十からおいでてくれて、四万十の現状ですよ!って公に
してくれた。
そういうのって、僕は貴重なデータやと思うんですよ。
で、ウチらのメンバーで去年220。浦戸湾だけで。
その内の8割が1m以下。で一番最大が129cm。まあ切られた奴も
なんぼかはあるけれども、全くサイズとかは判らん。
あと愛媛大なんかに送った奴なんかもオスばっかり。
メス解体して、、1m20あったら解体せんと送れんがですよ。
で、2時間掛けて解体して、それでメスの卵巣送って、
やってみることでね、やっぱいろんなことが見得てくると
思うがですよ。
できる限りそういう機会、いくら釣ったとか・・・
釣具屋さんへ置くいうてもどっかへ放られるけんね!?
・・・まあちょっと支離滅裂になるんやけど、まあ、浦戸湾の現状は
そんなところですね。
すみません 失礼します。」
(拍手)
PR
去年一昨年、浦戸湾の出口近辺からの結構浅瀬をちょっとやって
みたんよ。
アカメ釣れるけどスズキ釣れん。スズキが少なくなってきたんやね。
今年なんかも、、まあ僕らがスズキよう釣ってないのかもしれんけど、
アカメ20匹釣ったらスズキ1匹しかよう釣らざったですよ。
6月くらいから10月くらいまでね。
その中でアカメの個体識別を長野さんに聞いたんやけど、メスは
どこで見るって聞いたんよ。解剖せなわからんかい?
・・・表から見て分かれば、書いて全部みるよ。でも判らんのよね。
で、僕らも当然リリース。なんでリリースするか?・・
だって捌くの嫌やん。何でも捌くの嫌です。
もしね、マグロより美味しかったらそりゃ捌くかもしれん。
いうても一年に一回か二回は捌くんやけども、捌いてほんまに
むちゃくちゃ美味いかというたら、まあまあかなり美味しい方やとは
思うけど、クエらあからいうたら遙かに落ちるわな。
カンパチの方がそりゃ美味しいわけ。正直なとこ。
それをわざわざ持ち帰って、、、ねえ。めんどくさい料理してって
ことにはならん。やっぱりリリースの方が100釣ったら90はリリース
と思うよ。まあ、血が出たら持って帰ろうとは思うんやけど。
で、ほとんどの人がリリースはしてくれゆうと思う。
自分らでもよっぽどのことがないと持って帰って捌いたりはせん
のやけどね。

けど、捌いて初めて判ることもあるがですよ。

どこが判るか。
去年は久しぶりにね、25匹くらい捌いた。
ていうのはそれは大学へ送ったりする分。
何食とるか。一番食ってるのはエガニ(ノコギリガザミ)。
その次にコシナガエビ、いわゆるブラックタイガー。
その次にボラ。
その3つのうちで一番食ってるのがエガニ。
1m20cmあってもエガニのこんな大きいのが4匹5匹
お腹の中にある。浦戸湾は。
それだけ昔捌いたのと比べてみると、カニが物凄く
増えてきた。ちっさい奴ではあったけど、ちっさい奴は
エビとかカニとかちっさい奴。でっかい奴は魚がほとんど
やったけど、最近4~5年くらいカニを物凄い異様に
食っとるけ。
新堀川でも網持っとるおんちゃんがおったらエガニ採ってる。
エガニみたいに人間が食ても美味しいものはアカメが食っても
美味しいんじゃないかと思うんやけどね。
それじゃ体力持たんけ、ボラとかコノシロとか、美味しい魚
じゃないかも知らんけどそんなのを食ってる。
それでさっきのタグ&リリースの話に戻ってくると思うんやけど、
悪いことじゃないと思うんやけど、その利点がどれだけのもんに
なるか、個体傷つけてまでやるかとかね、今他の魚ではだんだん
少なくなってきておる。だいたいのことが判ってきた。
で、アカメも元々個体が少ない、情報がないと思うよね。
それとウチらなんかは、アカメ釣れた場所を公開するという話が
あるけど、浦戸湾の場合は全域あるわけや。
釣ったことある人はたぶんそうやと思うけど、
「どこで釣れますか?」「全部で釣れるがよ」
・・全部におるわけですよね。物凄い数がおる。
まあ去年はね、ちょっと少なかった、観えるのがちょっと少なかった。
一昨年は、、まあ横幅がこんな奴とかね、ズラーーーッと観えるとかね、
物凄く見えるがですわ。
まあ、それを眼で視てないと、なかなか難しいけんど、まあ週に
一回ぐらいでは厳しいと思う。確かにね。まあスズキやっとる人も
アカメやっとる人も、できるだけ、釣ることも大事やけど、
辺りを視てもらいたいと思うがですよ。
こんなところにこんなががおるっていうのは。あるはずやで。
横向いてこのぐらいのとこでもおる。
ウェーディング(立ち込み釣り)するでしょ。振り向いたら
なんでこんなところにおるっていうのもあるんやで。

あと、浦戸湾の現状でも10年ぐらいで物凄く殖えとるような
感じはします。で、なんで殖えたかというのはまあ確かに
水質が良くなったとは思うし、海水が上がってきたと思うんですよ。
でも、最近は大敷き網に南方系の魚がだいぶ入ったという話も
あったんやけど、南方系の魚と思うんやけ、まあそんな関係も
あると思うがですわ。
で、今まで僕はね、公にこういう場所にあんまり出てこんかった
というのは、『やっとったら皆分かるでしょ?』っていう感覚が
あったんよ。本当のところ。
で、釣れる者には、『いっぱいおる』。
釣れん者には、全滅したんじゃないかと思えるぐらい『おらん』のよ。
(長野)
「Nさん・・・(はい?)あの・・・
研究者との協力のがで、ちょっと話してもろうたら・・
(なんもいうことないですよ)そういわんと(笑)
(すんません、ほいたら・・・)」

浦戸湾 Nさん
「浦戸湾で釣りをしているNです。よろしくお願いします。
あのー、先ほどのタグ&リリース、その明確な利点をキッチリと
出さんと、これはなかなか骨が折れるぞと。
というのはね、例えば高知県から他の県へ行くっていうのは
あまりないでしょ。高知県沿岸だけ。
浦戸湾が基点であっても、先ほどおっしゃったように産卵行動、
それがもし外洋であれば、それはなかなか捕獲は難しいでしょう。
で実際にね、釣った魚を愛媛大とか高知大とかに一杯出した、
という時に、産卵途中の個体というのがものすごくあるわけ。
長い時間に産卵してるんよ。
それと、浦戸湾・・・まあ僕らの感覚の現状やけれども、
実際の数字とかは全く無いんやけどね、5月の後半ぐらいから
川のほうへどんどん魚が上っていく。で、5月後半から
6月くらいに場所に拠ってはね、1万匹ぐらい魚がいる。
込み潮。誰が見てもたぶん観えると思う。
で、それ観てない人は、どれぐらい魚が居るかわからんはず。
観てる人はね、こんなのから(40cm大)からこんなの(1m)。
浦戸湾、実際にウチらのメンバー今日何人か来とるんやけど、
飛び跳ねとるからね。飛び跳ねとる奴は魚を食っとる。
舟、櫓漕いでチヌ釣っとるでしょ。
チヌ釣っとるおんちゃんの向こうっ側で跳んでるのが舟くらい
ある。そんなん観とる人何人もおる。
写真も無し、何も無いから、現状ではそんなモン嘘やろ!?と
思う。でも観た人間は、、あれ何やろ、シルエットはアカメや、
アカメしかない。こんな奴で?(畳一畳のイメージ)
実際釣ってないから、2mあるかはわからんけど、、まあ
そういう魚は獲り難い。漁師のおんちゃんは切られて網を
破られる。・・・アカメはね、なかなか市場へ出んというのは
金額的に言うたらスズキと一緒。スズキと同じやけど、
なんで市場価値が無いかというたら、高知県の場合、鱗の大きい
魚は不味いといわれる。
それと、料理屋さんで料理するのに、ものっすごい時間が掛かる。
ちっちゃかったら鱗取ってぱっとやるんやけど、、研究されてない
のはそこらへんもあると思うんですよ。
あと、メスオス?
産卵の場所・・・って僕らはあんまりよくわからんのやけど、
長野さんやったら詳しいけ、もうずっと調べて、10年来の先輩
なんやけど、、やっぱり浦戸湾だけやのうて、いろんなとこで
産卵すると思うがですよ。ただその産卵後の稚魚がコアマモ場
・・・がメインだろうとは思うんやけど、ひょっとして外洋で
大きくなっとったかもわからへん、外洋というのはちょっと
おかしいけど、近くの岩場で大きくなっていたかもしれへんよね。
で、そういうのはなかなか採りにくい。
(細川続き)
「あと・・・もし決まったらですよ?
もし最悪の場合・・・僕、最悪の場合を考えるのが好きなんで(笑)
もう採ったらあかんのやと。ということも考えとかなあかんと
思います。
採ったらいかんなったらどうするか。
僕個人の考えですよ。
特別採捕っていうのがあるんです。学術目的で採って、そのデータを
行政に掲げていく。その特別採捕の許可をここに居られる方たちで
とってもらう。データを県側に整備してもらう。それを何年か続けて
いって増えた減ったを面倒見てもらおうやないかと、思ったりもします。
まあ、悪い方に転がった場合にはまた会なりを開いてお願いするかも
しれないので、その時にはよろしくお願いします。

なんか意見ございますかね・・・お願いします。」

(参加者より挙手)

(細川)
「どうぞ」

(Aさん)
「タグ&リリースなんですけど、僕はタグ&リリースしたほうが
よりわかりやすいという意識があるんですけれど、釣り場で会った方に
言われたのが、タグ&リリースのタグが付いてると、県外から
来られた人が初めて釣った魚がタグが付いてるんで、それが残念だと
思う人も実際にはいるらしいんです。その人たちがここに集まってる
方のような意識を持ってるかといえば・・・話を聞いた中では、
自分が釣ったアカメのタグは引き抜いているという人が
いらっしゃるんですよ。タグ&リリースしても意味がなくなると
思うんで・・・そこを許せる人がどれだけいるのかとかを知って
おかないと、タグ&リリースしても情報が返ってこないし、
引き抜かれて・・・やっても意味が無いかなと思ったんですけど、、
タグ&リリースする時に大きさと重さを計って、次採れた時に
大きさと重さを計れば、どれだけ成長したとか、体重がどれだけ
増えたとか分かると思うんで、アカメがどういうふうな行動を
しているか、例えば産卵行動とか判りやすくなると思うんですよ。
今、どこで産卵しているかすら判ってないという現状なんで、
もし例えば6月産卵前に釣れた魚がいて、お腹がタプタプしてた。
体重を量ると10キロあった。その次もしかして一週間後に釣れると
したら、その体重を量ったとしたら、一気に2キロくらい体重が
落ちてる。ということになると、その一週間に産卵行動があった
かもしれない。というような推測はたつんですけれど、それが
できることである程度範囲を絞って調査というのは進められて
進めやすくなっていってると思うんですけれど、その意味では
タグ&リリースはやったほうがいい。
タグ打ちが産卵に影響があるのかどうかはわかんないですけど、
まあそういうところを検討してもらって、浦戸湾ではこういう
活動をしているので、というのを大きく広めてもらったほうが
いいかなと、、ある程度全部が全部やる必要はないと思うんですが、
浦戸湾が一番多いなら、浦戸湾ではこうします!っていうので
やれば、まあ多少移動の幅があって他のところでタグが付いた魚が
釣れるかもしれませんが、そういう方法もあると思います。」

(細川)
「ありがとうございます。
そうですね・・・その周知徹底、条例の拡がり方もそうなんですが、
それが一番難しいというか、実際に知らんかったと言われれば終わり
なんで、それをどうするかというのはあると思います。
まあ今思いつきですが、やる地域をものすごく絞って、今言われた
ように浦戸湾なら浦戸湾に区切って、例えば浦戸湾やったら県外の方が
お店に来られますやんか、何らかの情報を持ってる。
そこの繋がりの中で周知徹底を図っていく、というやり方もあると
思います。最初はできるだけ規模を小さくして、それが成立したあと
どんどん善意の輪じゃないですけど、成功した段階で持っていくと。
というのがいいと思います。
タグ&リリースもそうなんですけど、その予算が下りなかった時とか、
お願いしますといっても大分時間が掛かると思うので、その前の
段階として・・今ちょっと名刺をお借りしますが・・・
名刺大のカードを作っておいて、例えば、いついつ採れたとかいうことを
書いてもらって、釣具屋さんに置いてもらう。
サンプルというか、ちょっとした切片も最初は釣具屋さんに預かって
もらって、例えばそれを長野さんへ持っていくとか、、、
できるだけできることを。本来、もう釣りたいわけで・・・
それは僕も分かるので・・・
手間が掛からない方法で、お金が掛からない方法を考えた場合、
最初はカードだけで済ませる方法にしておいて、それから実績を
積んでから例えばタグ&リリースを浦戸湾だけでやる、で、それ
行けたら、東部行って、西部も行けて、という感じやといいと。
個人で思ってるのは名刺カードの奴は個人レベルでやろうかなと。
どうせ500円も出してパソコンで打ち出せば済むことなんで。
それは色々話を伺った中でやってみようかなと思ってます。」
プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に
惑わされないように
しなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
最新TB
アクセスカウンタ
ブログ内検索
アクセス解析
Mail フォーム
忍者ブログ [PR]