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・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
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*アカメという生き物全般について

・木下先生によると、アカメの産卵行動は
月齢に強く支配されている。
稚魚の耳石等から逆算して推測すると、
大潮によって産卵が誘発されるのはほぼ確定的。
現在の多くの魚類も月齢に影響されて
産卵行動へ移るのはよく知られているが、
ある程度のバラツキは存在しており、
アカメのように大潮限定で産卵周期のピークが
来る魚種は非常に稀である。

アカメが現在の魚種よりもかなり古い時期から
生活様式を変化させていないという推測が
成り立つ。
そういう特殊な生活様式を持つ魚種が
高知や宮崎周辺限定で確認されることについて
学術的価値、その生息環境の価値
~~地域固有種~~が生じるのだろう。

・そういう意味で3~9月までの自主禁漁の
提案があったが、実際にアカメが沿岸部へ
寄ってきて釣りの対象になるのが
当にその期間であり、また夏休み中は
多くの遠征組が高知を訪れる。
現実的対応が不可能である旨お伝えした。

・コアマモ場保全は総体として結構なことだが、
その目的がアカメを増やすという論述には
疑問がある。アカメは高知県沿岸水域において
間違いなく生態系の頂点にあるのであり、
現在以上に個体が増えることに人間が手を貸す
必要を感じない。
ブラックバスやビクトリア湖のナイルパーチ
のような悲劇的予測が考えられる以上、
現在存在している資源の維持という線で
考えてもらいたい
・・・とのこと。
(以上 細川)

・コアマモ場だけではなく、
外洋寄りのテトラ帯や岸壁のカキが繁殖
している場所にも1cm~の稚魚の群れが
留まっている。

・よく見える場所で一旦見かけて数時間後
まだ同じ場所にいることがたびたびある。
が、釣れない。

・我々は釣り人であるので、対象魚云々に
ついては当然関心がある・・・
が、アカメだけを殊更に持ち上げる向きには
大いに疑問がある。
我々はあくまで遊びであって生計が
掛かっているわけでもなく、真摯な研究対象と
しているわけでもない。
ましてや政治的取引の対象として魚を持ち出す
というのは考えられないし、一部の強硬な主張を
する人々のやり方には腹立たしいものを感じる。
自然は保全すべきだが、
我々釣り人は自然あって成立している。

特にアカメ釣りは。
だから、今回の場合釣り人?が声高に自然保全を
訴えるのはおかしいことだ。
「自然保全の意識があって当たり前」なので。


・魚に貴賎はない。多くの魚種をどれも大事にしていく、
観察する、真剣に釣り上げることで、いろんなことが
見えてくるはず。
また、周りの環境変化も込みで観察していかないと
釣れる魚も釣れない!
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プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に
惑わされないように
しなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
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