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・・・釣り人は、どこへ彷徨くのか?・・・
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アカメの件で今日は釣具屋さんを二軒回ったわけです。

できるだけ多くの人の多種多様な意見を集めましょう、という
フリであったわけですが・・・

二軒目の店の前。
その店には駐車場が無いので、僕はいつもその近くの大型量販店の
駐車場へ停め、さっさと用事をすませた後に量販店で何がしかの商品を
購入してから帰ることにしている。

このご時勢にあからさまな路駐は分別のある人間のすべきことでは
ないと考えるからであるが、他人へいちいち強制するほどのことでも
ないと思う。法の頚木及び一般常識に因って、迷惑路駐はよろしくない
とされており、それでもやる人はどっかネジが外れている。
僕個人に迷惑がかかるようであれば、警察権力の速やかなご出座を願う
ところだが、そうでない場合は地域関係者の状況判断に任せるべき
だろう。

↑を「釣り禁止」「バス釣り排除」へ置き換えてみるのも面白い・・・

店の前に眼をやると、一台の高級ワゴン車が路駐していた。
なにせ筐体がでかいので、自然と「迷惑駐車」ぽい印象を与える。
邪魔臭いな、と車種を確認すると
「ああ、噂の」

ここしばらくの間、Web上でごく早朝釣り場近くの路上へ直接横付けする
大型ワゴン車が地元の一般の方の不興を買っている! というのをよく目にしたのだが、
まさにその車種・色だったのだ。

思ったより年配の人間で、
「中年バス釣りデビュー」といった按配か。高額タックルの取り寄せの話で
店長さんを囲い込み、動けなくする術が得意らしい。

20分経っても30分経っても釣り本来の愉しみというより「モノ集め」の話が
途切れずに辟易したが、一瞬の間隙を突いて店長さんへアカメの件を伝える。
と、件の彼はそそくさと帰っていった。

その男性は典型的「モノに溺れるバサー」であるが、
モノに溺れても、別に何がどうこうということはないのである。

しかし、バス釣りに顕著なのは、主客転倒というか目的と手段がすり替わる
・・・というか、
「モノにあわせて自分のスタイルを変化させていっているのに気がつかない」
怖さである。

バス釣りには多くのスタイルがあるから面白い!という人がいるが、はっきり言おう。
それは業界側が、単一魚種に多くのサブカテゴリーを設定することで、
広範かつ重複させた商品展開を持続させ、無駄な消費が美徳であるように
扇動し続けているだけに過ぎない。「多様性=面白い」と思い込まされているだけだ。
商売とはそういうものである。 生態系よりメシの種だと、
日釣振・広報部会も完全に場違いな環境省で絶叫したではないか。

その証拠に、貴方の道具箱にはもう使わないモノたちが付喪神宜しく
悲鳴を上げてはいないか???

そして、モノを十二分に生かせないインフレ状態が固定化される。
これらを生かしたい~モトを獲りたい~という至極プロレタリアート的な
心情発露であるが・・・あくまで道具を生かすためである。
サカナのためではない。
ココに至って、分別を忘れた醜い大人に成り下がるのである。

こういうのは一事が万事である。低きに流れるのは簡単だが、
その影響が本人の生活観へ与えるマイナスは大きい。
そしてその分別の無さが社会一般に与える影響もバカにはできないのだが、
「モノにあわせて自分のスタイルを変化させていっているのに気がつかない」
のだから直接言っても根本的に理解できないのである。

理性と分別なのである。亡失しているのは。
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無題
「悪い人」ではないんでしょうけどね。こういうタイプって。
ほんの少しでも「振り回されている自分」についての自覚(及びその事についての自虐的なユーモア)があればいいんですけどね。
「わかっていても、どうしようもない」っていうのならば、しょうがないかな、って気もするんですけど。
ノラネコ 2006/09/02(Sat)00:20:37 編集
釣りの楽しさ
現在のタックルはホントに良くなりましたよね。自分としては釣りたい一心なので使いやすいに越したことないですけど。自分のスタイル…楽しめる釣り!これに限ります。楽しむ為には魚釣らないけません、使ってて楽しい道具に巡り合う事ですかね。釣りたいが為にルアー買いあさりお蔵入りしたヤツ確にあります。メーカーさんも魚釣る前に人間釣るルアー造るの上手いですね。道具集めに走る人、幸せなら良いですけど、モッタイナイその先に素晴らしい世界が広がるのに、良い道具なら良い仕事するはずですから。道具と共に思い出つくるの楽しいですよ!!
上杉一臣 2006/09/02(Sat)10:52:58 編集
無題
予防線を張りつつも、あえて断言してみました。

程度問題であると思います。
他には耽溺する性質か、そうでないか。

丁度杉本さんがトラックバックしてくれている内容が
一般の人にわかりやすいでしょう。

釣りの場合は「野外活動」であるので、
必然的に釣り人以外の人々と出会う機会を回避できません。

面倒なことからはできるだけ眼をつぶってやり過ごしたい
というのは、一種の現実逃避の手段として釣りという
趣味を選択した人間共通の性癖だと思いますが、

まず釣り人以外の人間から観た時の違和感、異邦人ぶり。
それに対する客観的視点からの説明。
釣り人は得体がしれない怪しい人間であるとは前釣り人
専門官の桜井氏の言です。

特にバス釣りの場合は、サカナの導入当初から一種
呪われている(爆)ので、バサーがいくらイイ思い出
作りに精を出しても、他の人々は深い理解をしてくれません。
(代償として公共に奉仕するゴミ拾いは現実に機能して
いますが)

これは「公」と「私」、「普遍」と「特殊」の対立構図
でもあろうと思うのですが、
一般世間から観た時に釣り人が与える違和感について、
釣り人側から十分な説明が行われた事例はほとんどないのです。

僕にとってアカメの件はそういう意味で「奇貨居くべし」
なのです。
ぴ~2 2006/09/03(Sun)21:59:12 編集
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プロフィール
HN:
ぴ~2
性別:
男性
自己紹介:
↑小川健太郎が
我が家の家紋にと。
忙しそうだが
元気でやってるのかしら。


高知県在住の
チンケな釣り人です。
別名 細川裕史とかや。


一般には、《外見》に
惑わされないように
しなければなりません。
あるオブジェを選ぶというのは、
たいへんむずかしい。
半月後にそれを
好きなままでいるか、
それとも嫌いになっているか
わかりませんからね。
美的な感動を何にも
受けないような無関心の境地に
達しなければいけません。
レディ・メイドの選択は常に
視覚的な無関心、
そしてそれと同時に好悪を
問わずあらゆる趣味の欠如に
基づいています。

マルセル・デュシャン
「デュシャンは語る」より
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